こんにちは!糸島元気発信企業やますえです。
昨年よりやますえでも販売をしている『玄海サーモン』をご存じですか?
「玄海サーモン」とはその名の通り、玄界灘で育てられたサーモンで、
㈱ヤマフ社とマルハニチロ㈱社が共同で養殖に取り組まれています。
今回は、その玄海サーモンの水揚げを視察に行ってきました。
玄海サーモンは、ニジマスを改良した「サーモントラウト」という品種になります。
水揚げ期間がとても短く、2月末~4月上旬までの約1.5か月間という
ごく限られた時期のみの水揚げとなっています。
佐賀県で大きく育てられる玄海サーモンですが
その育て方は、海面養殖という養殖方法で、海にいけすを作りその中で育てていきます。
このサーモントラウトは、養殖が難しく、網にこすれただけで死んでしまうとてもデリケートな魚になります。
玄海サーモンは、いけすの中に入れる匹数を限定し、エサを与えるタイミングなども細かく管理して、
毎日魚体のチェックも行うことで、安心安全な品質を守っています。
水揚げの時の網寄せも、魚体が傷つかないよう細心の注意を払います。
1本づつ活〆して海水氷水でしっかりと血抜きをすることでくさみの少ない仕上がりに。
鮮度は美味しさの大事な要素のひとつ!再度海水氷水で処理してから出荷します。
びっくりしたのが、エサやりの時にいけすの水深にまでこだわっているとのこと!
この玄海サーモンを実際に食べてみると、くさみがおどろくほど少なく、上品な脂のあっさりとした旨味が口いっぱいに拡がります。
☆従事されている方々の徹底した飼育管理をおこない玄海サーモンに対する愛情を感じることができました。
輸入物のアトランティックサーモンの脂質が25~26%なのに対して、玄海サーモンは20%と脂質をあえて少なくすることで、あっさりとした旨味に仕上がるそうです。ですが、焼けば滴るほどの脂があります。
しっかりとした弾力と臭みのない身に、ほどよい脂がのっています。
この玄海サーモンの美味しさを知っていただきたい!
鮮やかなオレンジ色をしている身は、食卓を彩ること間違いなし!
とっても美味しい玄海サーモンですが、まだまだ試行錯誤中とのこと!
今後さらに上質なサーモンになっていくなんてとても楽しみです!
今回、この玄海サーモンを使って、糸島出身の料理研究家 佐藤彰子先生にレシピを考案して頂きました。
こちらもぜひご覧ください。